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雨と共にぼたぼた落ち葉が降ってくるこの頃、もう秋というより冬を感じる。今日は朝からラジオで、「今晩から3月15日まで、住居からの強制退去は行われません」というニュースが繰り返し流されていた。
La trêve hivernal(冬期休戦)と呼ばれ、冬の間家賃未納者などが路頭に迷うことがないよう作られた法律だ。 パリに戻り、「無事にアパルトマンを取り戻せてよかったね」と友達によく言われる。 貸していたカップルが偶然7月末に引っ越すことになり、ちょうど異動の話が持ち上がっていたので8月・9月は会社が家賃を払ってくれたので助かった。 うろ覚えだけど、フランスでは本人又は子供が住む必要がある場合、大抵3ヶ月の契約解除告知をして住居を取り戻せることになっている。 が、実際家から出て行ってくれなかったら…? わたしたちが貸していたカップルは知り合い(元々下の階の住人。最上階が良くて移って来た)なので安心だったけれど、最悪の場合、 わたしたちが帰ってきても出て行ってくれない間に11月来て追い出せず、 仕方なくアパルトマンを借りることにしたら家賃を払ってくれず、 わたしたちがローンと家賃の二重払い…。悲惨。。 有り得ないって思うけれど、フランスで家賃未納は50万世帯にも上るとのこと。 今まで自分がアパルトマンを借りる身だったときは、このニュースを聞くとなんか安心な気分になっていたけれど、貸す側には大変な話。 3月になって裁判を起こすとしても、準備に手間取りあっという間にまた11月が来てしまったりして…。 うちを貸していたカップルのお父さんは、貸していたアパートから人を追い出すのに2年間かかったらしい。 冬の間にホームレスを出さない為の法律だけど、悪用されると怖ろしい。 では、もし本当に家賃未納で居座られたらどうすればいいのか。(恩を売って冬以外) 一番効果的なのは、勝手に工事を始め、お風呂、キッチンを取り払ってしまうことらしい。。
by hirochotto
| 2009-10-31 23:23
| France 生活
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沈没期間中に「本もTVも見れないんだよね」と分かってくれる人がいると「そうなのよ~」と嬉しかったのだけど、思考能力ゼロ、この間の記憶とても薄いです…。そんな中、何度も読み返していたのが『僕とポーク』。ネットで一日一ページ読む感覚で、ちまちまちまちま絵を眺めていました。ほしよりこさんの漫画に登場する大人っぽい子供、子供っぽい大人たち、最高です。
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