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パリのモスク Mosquée de Paris にディナーを食べに行きました。 まるでモロッコにいるよう。 しかも値段もうれしいモロッコ価格!とまではいかないけれど、お手頃価格です。 ここはクスクスがおいしいと聞くのだけど、クスクスっておいしくないものは見分けがついても小麦がきめ細かくておいしいとか全然分からない…。なので食べたのは大好物のタジン。野菜たっぷり、プルーンとアーモンドと一緒に煮込まれたお肉がとてもおいしく、久しぶりにお肉をがっつり食べました。 横にある植物園も大好きなので、ここは出没頻度の高い場所。外がテラスになっているのでちょこっとミントティーを飲みに寄るのだけど、天気がいい日はいつもすごい人。 座ってるとウェーターがグラスにそそいだミントティーを出してくれて、その場で2€を払う。 この気軽さがよくてついついお代りをしてしまう。がっぽり稼いでいるんだろうなあ~。 これは別の日に久しぶりにモスクを見学した時の写真。母に庭園の写真を携帯から送ったら、「そこ、ひろちゃんが留学していた時に一緒に行った場所よね?」と。すっかり忘れていたけれど、パリ観光名所を外してこういう自分の趣味に走った場所ばかり両親を連れていったことを思い出した。。 フランスに興味があってフランス語を習った訳ではないのでたまに(というかよく愚痴愚痴言っているよねぇ、わたし…)なんでフランスに住んでいるんだろう?!と思うけれど、パリの好きな所はこうして普段の生活に異文化が溶け込んでいること。ヨーロッパなのでやはり昔からの階級差別はあっても、人種間の隔たりは(パン屋を怒鳴りつけたこともあるし、もちろんあるけれどもそれでも)薄いように思える。外国人であるという部外者的立場で階級差別もかわしやすいし。 ロンドンに住んでいた時に近所のお気に入りのカフェがバングラデシュ人街で有名なブリックレーンから一本入った所だったのに、お客はおしゃれ系の白人ばかりなのが気になってしょうがなかった。コーヒーの値段もコーラーの値段も高い訳ではないのに、地元のバングラデシュ人はおしゃれカフェには来ないのだ。まるで見えない線が引かれているかのように。 フランスでも肌の色による就職時の差別などよくニュースになるけれど、例えば中華街のおしゃれイタリアンカフェに中国人が入らないとは想像つかない。植民地政策が違ったように、イギリスとフランスの移民政策は随分違う。イギリスの方が宗教など外国人の特権が保護されているけど、各コミュニティーが混ざりあうことは求められていないように思える。どっちも一長一短だろうけど、住みなれたフランス式が楽かなあ。 いつもはロンドンびいきなのに、たまにはパリもいいとこあり? #
by hirochotto
| 2010-04-28 23:23
| France 生活
ロンドンとパリはすぐ隣なのに、高いものが随分違う。
家賃はロンドンの方が断然高く、映画も高い。 逆にカラムーチョのように日本食材はロンドンの方が安く、電気製品も圧倒的に安い。 なぜなのでしょう?ポンド高で安く買い占めているとか?関税のせい? この日はロンドンの友達がパリのマレーシア大使館に勤める叔母の為にイギリスで車を買い、遥々パリまで運んできた。6時にロンドンを出て10時にドーバーからフェリーに乗り、1時間でカレーに到着。また車を運転してフランス時間の15時にパリ到着。 ロンドンとパリの時差は1時間なので計10時間。 しかも叔母と言っても奥さんの叔母さんなのです。お疲れ~、友達! 彼の叔母は運転手付きの車を支給されているものの、自由にパリぶらを楽しむべく右ハンドルの車(マレーシアは右ハンドルなんだって)を欲しがっていたらしい。そして任期が終わったら車を引っ越しに混ぜて持って帰ろうという計画。 なぜかというと、そう、イギリスは車が非常に安い。 彼女が義理の甥に強引にお願いして持ってこさせた中古のベンツSLK(走行距離15千kmほど)は、フランスでは約30K€なので今のレートで370万円ほど。日本ベンツのホームページで同じ走行距離の中古が350~400万円で売られているので、ほぼ同じ値段です。 そして今回友達がイギリスで払った価格はと言うと、11.5K£。今のレートで165万円。 最高に£が強かった2007年の1£=250円換算でも290万弱。安い。。 しかもマレーシアで買うと関税が300%かかるとのことで、一気に一千万を超える。 買ってきてちょうだい!と言いたくなる気持ちもよく分かります。 でもこの叔母、パリに赴任したばかり。だから3年後の引っ越しにこの車を持っていくとは思えないんだなあ。また違う車を頼まれるんだろうねぇ…と呟きながら、友達は翌日のユーロスターでロンドンに帰って行きました。お疲れ! #
by hirochotto
| 2010-04-24 23:23
| France 生活
今週のパリは益々春めき街ゆく人々の格好はもう夏突入といった趣き。Birkenstockの季節到来です!
春の陽気に浮かれてか数日前からメイクを変えたくて変えたくて友達にアドバイスを聞きまくり(ありがとう~)、この日彩につき合ってもらってコスメチェック。ディオールは発色がいいとか、シャネルは薄づきとか、蓄えたアドバイスを最大限にチェックするべく、一人じゃないのを良いことに強気で色んなブランドを試した。 「今日はチークとアイシャドウを絶対買うぞ!」と気合い満々ながらも「アイシャドウは4色じゃなくて2色でいいや」と妙に現実的にケチを発揮しつつ、どうにか両方ともこれだ!というものを見つけて大満足。長々とつき合わせちゃった上、彩がお店のメンバーで全品10%引きの恩恵も受けさせてもらって大大感謝でした。 ペタンクの女王、彩。口癖は「ペタンクは裸足で」。 気づいたら結構な時間で彩と別れ、帰りにふらっと京子(オペラの日本食材店)へ。 買いたかった紫蘇もなく、他には特にないかぁ…とお店を見渡していて目に飛び込んだのがカラムーチョ!「変なもの買っちゃだめよ」と別れ際に言われていたのに、異様に食べたい!! げっ、4.20€(530円…)もするのかぁ、と悩んだのも一瞬。カラムーチョだけ買うのも恥ずかしいのでカモフラージュにお漬物を一緒に籠に入れ、さっさとレジに向かいました。 ガサガサいう買い物袋を手に帰宅ラッシュのメトロに乗り、勢いで買ってしまったものの「やっぱりこれは無駄遣いよね、これなら4色アイシャドウ買うのと一緒だし。。」と暫し一人反省会。そして気分転換に今日の戦利品のお化粧品をにんまり眺めていたら…、 そうだ、これ10%引きだったんだ! もうここで心がぱーっと晴れ、カラムーチョ2個買ってもOKだったんだよ!と強気に! (そういう問題ではない!!) ということで、このカラムーチョは彩に買ってもらったものとして来週ありがたく食べようと思います。ご馳走様~~。 #
by hirochotto
| 2010-04-23 23:23
| France 生活
ロンドンでは一度も使わなかったのに、パリでは欠かせないのがこれ。
Porte sac またはAccroche sacことバッグハンガー。 パリはテーブル間がやたら狭くバッグを背中の後ろに置いておくのも大変だったりするので、ビストロやカフェでこれがあると極楽~。 初めて買ったのは数年前にパリで流行り始めた頃。フランス人の同僚たちとサイトを見まくり仕事そっちのけで買ったんだけど、フランス人でも実は地面にカバンを置くのは嫌なんだ…と新鮮な驚きだった。それ以来カフェを見る限りそこまで普及してはなさそうなのに、扱っているお店は確実に増えている。ボン・マルシェでも特製バッグハンガーを売ってるし。(でもあまり可愛くない) そして三代目のこの子はソニプラで買ったもの。日本は椅子の下に籠を置いてくれたりサービスもいいから、ふと入ったソニプラで見つけるとは思ってもみなかった。結構使っている人いるのかな?(でもそういえば、祖母も持っていたような気がする。。) これが壊れたらバーの部分が折れるタイプが便利そうなんだけど、誰か使い心地を知っていたら教えて! #
by hirochotto
| 2010-04-22 23:23
| France 生活
宗教の微妙な話題にオープンではない人はスルーしてね。
シャルトルのミサでのこと。キリスト教信者の半数の人が神の存在に懐疑的であるという話で、じゃあ神は存在するのか神父が暫し語った後にこう言った。 「神の愛とは、パラシュートのようなものです。」 「パラシュートは飛び降りて初めて開くものでしょう?」 周りで神妙に聞いている、というか半分寝ている信者の友達を見渡し、 「わたしなんかじゃさ、"ハイ!、信仰が足りないので開きませんでしたァ~"とか言われて開かず、あぁ~~あぁぁ~~くるくる~~と落ちて行きそうだよねえ。。」 と彼にこっそり囁くと、彼はニヤッと笑って « La foi est un don de Dieu » (信仰は神からの贈り物だからね)と…。かわいくない!! そしてまた目を閉じ…、 絶対寝ていたんだと思うなあ、わたし以外の友達は。 別にアンチキリストではなく(教会で讃美歌一番歌ってるし)、彼も信仰は神の恩寵と思っているわけではなく、このパラシュートという喩に神父やら友達やらがパラシュートでパッパ飛び降りている図がやたらはっきり脳裏に浮かんでしまって…。たまに思考がヴィジュアルに押されて不謹慎になってしまいます。 しかも神父さん、ここがこの日のハイライトだったらしく妙に気合いが入ってた。 法事か何かで仏教について同じことを聞いたとしても、え?え?今、パラシュートって言った?と反応したに違いない。。 #
by hirochotto
| 2010-04-20 23:23
| France 生活
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沈没期間中に「本もTVも見れないんだよね」と分かってくれる人がいると「そうなのよ~」と嬉しかったのだけど、思考能力ゼロ、この間の記憶とても薄いです…。そんな中、何度も読み返していたのが『僕とポーク』。ネットで一日一ページ読む感覚で、ちまちまちまちま絵を眺めていました。ほしよりこさんの漫画に登場する大人っぽい子供、子供っぽい大人たち、最高です。
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